2012年 スイス・オーストリア5日目


いよいよ今回のツアー、観光としては最後の日です。
あっという間の数日間でした。

朝食を食べに下りました。レストランは都会的でスタイリッシュ
なイメージ。そして食材がとても豊富で美味しかったです。
毎日毎日食べ過ぎです。

今日はウィーンの観光。ウィーンはハプスブルグ家が栄えた
街で芸術音楽の都として有名です。

今日はまたこのホテルに戻るので気分的に楽です。

まず、ハプスブルグ家の夏の離宮、世界遺産のシェーンブルン
宮殿に行きました。広大な土地に広大な宮殿。
それも豪華絢爛な建物でどれだけの権力を誇っていたのかと
驚きます。裏庭がまたまた広大で歩いて行くには遠すぎる
感じでした。 

建物内部の撮影は禁止なので記憶がホントに曖昧ですが
兎に角豪華な大広間や絵画の数々に目を奪われる感じが
しました。このハプスブルグ家にはどれだけのドラマが
あったことでしょう!その時代にタイムスリップして見てみたい
気がしました。

そこからクリムトの絵が展示されているベルヴェデーレ宮殿に
行きました。あまりにも有名な『接吻』がここの美術館に
あります。ここでしか見られない絵画です。

ベルヴェデーレ宮殿も綺麗な宮殿で今はオーストリア絵画館
になっていてクリムト以外にも有名な沢山の絵がありました。

観光客もとても多く、クリムトの絵の前は人だかりになって
いてなかなかゆっくりは見られません。

勿論本物を見るのは初めてでしたが本当に何と言ったら
良いのか、言葉が見つかりません。魅力的と言ったら
あまりに陳腐ですし…。

でも世界中で絶賛される意味が分かった気がしました。

『接吻』の他にもクリムトの有名な絵がありました。
二度と来られないだろうと思い、脳裏に焼きつけようと
目をこらして見ました。

日本に来た有名な絵を観に行った時と同じくらい混んでいた
のがちょっと残念でした。

市内に戻り、免税店でお買物です。私はそこで娘達に
スワロフスキーのピアスと自分用にペンダントを
買いました。丁度気に入ったモノが見つかりホッと
しました。

午後はフリータイム。私達はランチをザッハトルテに
しましょう、ランチを食べた後にザッハトルテを食べるのは
勿体ないから、と話していたのでフリータイムになったら
すぐにホテルザッハに向かいました。

幸い、すぐにティールームに通されて念願のザッハトルテ
を食べられました!その美味しいこと!!!
ああ、これが本物のザッハトルテなのね、まさかウィーンで
本物を食べられるなんて思いもしませんでした。

ザッハトルテが甘すぎると思うのは若い人で、丁度良いと
言うのは年配の人、と聞いていたのですが、食べた途端に

「ああ、美味しい!甘すぎないわ、丁度良い!!」

と感嘆の声をあげたら、一緒に行っていた方に

「丁度良いと仰いましたね!」

と指摘されて自分で歳を暴露してしまったことに気づき
ましたが、後の祭り。でも、そんなことはどうでもよいと
思う程美味しくて感激してしまった私でした。

それから午後にAUGATRTEN(陶器の製造工場兼ショップ)
にバスで連れて行って貰うことになっていたのですが
その時間まで丁度良いので紅茶屋さんを探しに行って
みましょうと出かけました。

見つけにくい場所にあるので何度も通りすがりの方に
Kさんのお嬢さんが聞いてくれて探したのですが、最後に
教えてくれた方がそのお店はクローズしたと教えてくれ
ました。ちゃんと雑誌には場所に印が付いていたのですが
そういうことってよくありますね。情報が遅いのでしょうね。

仕方が無いので諦めてAUGATRTENに行くバスに
乗る為にホテルに戻りました。AUGATRTENまでは
バスで20分くらいとのこと、車窓から観光しながら向かい
ました。

作る工程の見学は予約が必要とのことで急に行くことに
なった私達はショップでお買物をしました。

可愛い陶器が沢山あったのですが、私はもう小物一つも
入れる場所が無いので残念ながら買えませんでした。

でも、テーブルセンターとナプキンがとても格安で売って
いたので買いました。

そしてその建物の隣にウィーン少年合唱団の宿舎があると
言うので見に行きましたが門がしっかり閉まっていて中には
入れませんでした。

門の上には監視用のカメラがありました。少年達の脱出防止の
為なのか、熱狂的なファンから守る為なのか、分かりません
でしたが…。

一度ホテルに戻り、夜はオペラ座でコンサート鑑賞と急遽
決まったので夕食が早くなりました。

このコンサートも私達が勝手に言いだした要望を添乗員の
Mさんが必死に奔走してコンサートのチケットも調達して
下さいました。

AUGATRTENの見学もそうです。本当にこんなに私達の
要望を受け入れてくれるツアー会社があるでしょうか!

私はこのK Line Travel のツアーにしか参加したことが
ないので比較は出来ないのですがよその方に聞くと
ホントに劣悪なツアー会社もあるらしいですし、添乗員
さんもそうらしいのです。

兎に角コンサートに間に合うように夕食を食べなければ
なりません。

今夜のレストランは古色蒼然としたレストランでベートーベン
や有名人のサインが天井に沢山残されているというレストラン
でした。

メニューは私の苦手なお肉のフライでした。それもなんと
巨大な! お肉を叩いて薄く延ばしたモノをフライにして
あるのですがお皿からはみ出そうな大きさにびっくり!
それだけで胸が一杯になりそうでした。

私はフライの衣をはずして食べましたが他の方のを
見ても半分以上は残している方が多く、勿体ないことだと
思いました。

さて、いよいよコンサートです。ホテルからは徒歩数分と
いうロケーションなのでぞろぞろ歩いて行きました。

私は前から9列目、まぁまぁ良い席でした。

オペラ座の内部は流石に格調高い感じでした。

演奏する楽団員達が出て来ました。皆昔のコスチュームに
身を包んでいます。モーツァルトの時代です。

プリマドンナと男性の歌手も出て来て素晴らしい歌声を
聴かせてくれました。

中でも指揮者が行進曲の時に、私達観客に手拍子を
求めるので私達も指揮者の動きに合わせるのですが
大きく手を叩くジェスチャーの時には私達も大きく音を
出します。時々叩く振りをして止める時があって、
私達が叩いてしまうと、指揮者が人差し指を立てて「君
達間違えたね、ダメダメ」という感じで振るので大爆笑に
なりました。まさに劇場が一つになったような感覚で
とても楽しかったです。大満足な夜でした。

劇場をあとに、まだ興奮は冷めやらぬ感じでしたが
ホテルに戻りました。

いよいよ明日半日のフリータイムを残して今回の
ツアーもおしまいです。淋しい〜〜〜!

荷物の整理をして寝ることに致します。
今日も一日楽しい日でした。

写真はこちら。

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